アレリア ※名前変換可能
本作の主人公。
モースグリフで信仰される創造神、アシャトリアと同じ髪と瞳の色をもつ聖女。
物心がついた頃から、礼拝を行う大聖堂と隣接する住居の城を往復する毎日で、外の世界を知らない。
聖女を崇拝する教徒の思いと、長年抱き続けてきたある思いとの狭間で揺れ動き、常に気を張り詰めている。
ユーリ
モースグリフに伝承される悪魔、ベリウスと同じ髪と瞳の色をもつ青年。
国土の北部に広がる森の奥で暮らしている。
事情があって森から出ることはできないようだが、自給自足できていることや、おっとりした性格が相重なって本人はあまり気にしていない。
かなりの数の書物を所蔵しており、広範な知識を持つ。
ジャン・マーレイド
モースグリフ騎士団・聖女付き近衛騎士。
騎士団の精鋭で構成される近衛騎士に最年少で抜擢された。
本人曰く「座学が苦手で、中でも神学はからっきし」だが、それを補って余りあるほど剣術の腕が立つ。
さっぱりした気性で、聖女として崇拝されているアレリアに対してもフランクに接する。
セドル・フーガ
モースグリフの中央に位置するセントルム教区の司教であり、聖女の教育係。
精励恪勤な司教として教徒からの信頼は厚い。
厳格で小言が多いが、あくまで「聖女の教育係」としての言葉であり、自身の考えを口にすることは稀で本心が読めない。
幼少の頃から接してきたアレリアですら笑った顔を見たことがない。
リタ・マリアーノ
聖女付き侍女。
アレリアの乳母でもあった前侍女と交代し、半年前から仕えている。
年若く、寡黙で感情表現も乏しいが、優秀でイレギュラーな出来事にも適切に対処する。
過去のある経験からアレリアに対して絶対的な忠誠心を持つ。
デクシア・ブラナー
モースグリフの東に位置するアナトリー教区の司教で、カタリナの兄。
常に笑顔を絶やさず紳士的な振る舞いで、女性の教徒に人気がある。
アレリアに対しても面会の度に贈り物を渡したり、会食に誘うなどしており、聖女ではなく女性として扱われているようでアレリアは困惑している。
カタリナ・ブラナー
モースグリフの西に位置するディーシ教区の司教で、デクシアの妹。
アシャトリア神を崇拝するが、何故か聖女であるアレリアに対して冷淡な態度をとる。
気位が高く、一見近寄りがたいが、教徒のことを第一に考え行動するので人望がある。